【Vita】デモンゲイズ
最近、RPG成分が足りない!
ということで、Vitaで発売された『デモンゲイズ』に手を出してみました!
Vitaはハードとしてすごく好きなんですが、
いかんせん遊ぶゲームが少ないので、半ば飢えるようにして飛びつきました。
現在(1月下旬)では、売れすぎてどの店も全滅という大快挙!
VitaでガッツリRPGやりたい。
みんな同じ気持ちだったのかもしれませんね!
- 出版社/メーカー: 角川ゲームス
- 発売日: 2013/01/24
- メディア: Video Game
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ちなみに加藤は、TRPG畑出身の人間であるので
「自分キャラでパーティを組む」ゲームはめちゃめちゃ大好物であります。
よほどの悪評を聞かない限り、だいたい手を出しています。
今回のこのゲイズさんは、PCやX360とかで『円卓の生徒』を作られたチーム(で、あってるよね?)のようです。
円卓はX360版を購入して遊びました!
残念ながら主人公以外のキャラが固定だったのと、
固定キャラに好みのやつがいなかったのでポテンシャルが保てず。
あと、どこまでいっても『ウィザードリィ』の呪縛から解き放たれていない感じがして(それはそれでいい部分もあるんですが、自分の好みには合わなかった)、3つめのダンジョンくらいでやめちゃった記憶があります。
見た感じ、基本のシステムはよく似ているようなので、
自分の趣味に合うかどうかをどきどきしながら購入。
感じたことを羅列していこうと思います。
◆ゲーム概要
・ダンジョンRPGだぜ!
・キャラクターは自分で作成できる! 最大5人パーティ!
・転職やサブクラスなどのシステムはないけど、
代わりに神器によるスキル付与が可能! これによってコンボが楽しめる!
・主人公は「デモンゲイナー」という唯一職!
・デモン(フロアボス)を倒すと、その力を召喚できるようになる!
◆よかったところ
>キャラメイクが割と自由度高いかも
1つの種族ごとに複数絵があるので、楽しい。
声も選べる。壁にぶつかって頻繁に悲鳴を聞くことになるので、結構重要(笑)。
>目的が明確で迷わない
ルートの自由はあんまりないんですが、
基本は「ダンジョンのサークルをすべて突破してボスを倒していく」を繰り返して、
前に進んでいくのでわかりやすいです。
>ハック&スラッシュが楽しい!
ダンジョン潜って、アイテムを漁るという行為が楽しいです。
出現アイテムがランダムです。
ですので、レアなものが出るとすごくうれしいです。
また、神器(職業スキル1つが封印されている装備アイテム)も
完全ランダムなので、遊ぶたびに違った展開になるのが楽しい。
これについては「良きウィザードリィ継承」ではないでしょうか。
『世界樹の迷宮』系には(あえて継承しようとはしていないかもしれませんが)
この部分はないので、純粋に楽しい部分ですよね。
また装備品は「サークルにどの系統のジェムを置くか」で、
何系が出るか決まるので、自分でほしい装備品系統を選べるのがグッド!
もちろんはずれはありますが、目的の品を絞ることができるのは、
この系統のゲームにおいてストレスがかなり軽減されています。
>ゲイザータグ機能がありがたい!
ようは「ダンジョンにコメントを残せる」機能です。
誰かの残したタグは、ネットにつないだときにそれを見ることができます。
わかる人には「ダークソウルみたいな感じ」と言えば、わかるでしょうか。
遊びワード「クンカクンカ 黒いキノコ 出し入れ」などがあるので、
マジメすぎずに遊び心があるのもほんわかします(笑)。
隠し部屋の前にこのタグをおいてくれている人が多いので、攻略本いらず。
この部分をどう見るかはその人次第だと思いますが
(明らかに攻略難易度は下がりますからね)、
自分のように「ダンジョンに迷うとか、そういうのはもうええねん」と
めんどくさがっている人にはストレスにならずにすごくありがたいです。
>魔法でしかMPを使わない!
つまりは、戦士系スキルは使い放題です。
かといって通常攻撃の意味がなくなっているわけではなく、
たとえば「範囲攻撃になるけど、命中とダメージちょっとさがるよ」とかで
調整されているのです。
またパッシブ系スキルも多彩で、それで職業の意味が出ていました。
それでいて、それらのスキルさえも神器で手に入るかもしれないので、
神器による組み合わせが楽しいです。
◆次回作があったら改良してほしいところ
>バトルスピードの調整
繰り返しコマンド、ボタン押しっぱなしで超速バトルなどなど、
快適に遊ぶための工夫があるのはすごくいいんですが、
超速バトルが早すぎて、なにをしているのかがわからないのが、
個人的には「もうちょっと何しているかわかりたい」と思ってしまう要因でした。
そういう人は、1表示ごとにボタンを押して行けばいいんですけどね!
でもそれじゃなくて、入力後にほったらかしで
(そこそこのスピードでありながら)オートで流してくれる機能がほしかったです。
>主人公が「男」固定
でもイラストや声は女の子のものも選べます!
だからプレイヤー本人が気にしなければそれでいいんですけど、
ゲーム内で「こいつは男です」と断言されているので、
妄想プレイをするとしてもなんか悔しい感じが。
>分岐がない?
いらないと言えばいらないです。
が、もう1ルートくらいあると、
クリア後も「もう1回、次はあっちルートで」とかになって
楽しいんじゃないかなと思いました。
もっともまだクリアしていないので(現在、ユピテル攻略後)、
この後になにかあるのかもしれません。
>成長が単調?
クラスによる分岐的な要素がほぼ無いので(能力値割り振りが一応あります)、
誰がどの職業を使ってもテンプレートになりがちです。
神器によるコンボがここに当たる要素ですよね。
でも「パーティ育成における予定を立てて攻略する(転職とかサブクラス)」とかも、
この系統のゲームではよくある楽しみの一つなので、
贅沢なのはわかってるんですが、もうちょっとほしいなあと思いました。
もっとも仕様的に「初心者が迷わず遊べるRPG」を目指している感じがするので、
むしろこの部分は省いたのかもしれませんし、
それをやりたきゃほかを当たればいいってことなのかも。
◆まとめ
ライトでありつつも、ウィズ系の楽しみを残しつつ、
初心者向きに作られたダンジョンRPGという印象です。
すごく遊びやすいので、こういう系統が好きであればオススメです。
ただ前述の「成長が単調?」にも書きましたが、
ウィズのように「僧侶で魔法覚えてから、君主目指す」とか、
世界樹のように「5人の構成をサブクラスも踏まえて試行錯誤」とかの
「俺だけのパーティメンツを楽しみたい」という要素は少なめなので、
それを目的にして遊ぶ人にはちょっぴり物足りないかもしれません。
個人的にはこの部分がこの系統のもっとも好きな部分なので強調しましたが、
ハクスラをメインにとらえるのであれば、超オススメです。