ムスメウスの運動会


先日の日曜日、幼稚園最後のムスメウスの運動会でしたー!
パパブロスの仕事は、とりあえず早起きして場所を確保することにあり。
眠い目をこすりながらも、いい場所ゲット!
やったー! これぞ愛ですな!


奥さんも朝5時に起きてお弁当作成です。
ウチの両親(じじ&ばば)も来るので、いいお米を買ったりして、気合い入りまくりです。
前日、そのお米を炊いた夕食でのムスメウスの一言。
「あれ、お米なんかかわった?」
すげえ! 5歳なのに米の味わかるんか、アンタ!
むしろ子供だからこそ? よし、将来の夢は雄山だね!
その後のムスメウスは「これ、パパにも食べさせてみて、なんていうか楽しみや」とのこと。
(このとき、自分はお仕事でいませんでした)
……すいません、自分は違いを見抜けませんでした。


さて、運動会ですが。
最初のムスメウス登場は、鼓隊参加のぽんぽん役です。
必ずワンテンポ遅れているムスメウスがたまりません。
幼児がなにか一生懸命するって、とにかくかわええよなー。
ちょっとだけロリコン様方の気持ちがわかったり、わからなかったり。
おや、なんか周囲の娘に比べても美人なんじゃね、ウチのムスメ?(笑)
むっはー、すでにパパ大満足です。


続いて園歌斉唱。
当日遠目で見ている分にはわかりませんでしたが、翌日にビデオ見直してみるとわかった真実が!
うは、ほとんど口パク!


流れるように全園児による体操「おひさまパワー体操」です!
またしてもややワンテンポ遅れがちなムスメウス。
ただ、ぴょーんとジャンプするときだけのキレは天下一品。


お昼前、組対抗リレーです!
うむ、父はとりあえず足だけはめっちゃ早かった。
それこそ学年で五本の指に入るくらいに(中学生まで)。
当然、ムスメウスもそうだろうと思いきや……
う、うん。まあ人間、得手不得手もあるよね?
後でビデオを見直したムスメウスいわく――
「ええねんええねん、ひーちゃんはやいから」
(ひーちゃんとは、一つ後ろの仲好し女の子です)
なるほど、すると卿は彼女を引き立たせるために、わざと遅く走ったと。そう言いたいのだな?
アフン、GOOD!
まさか演出まで考えていらっしゃるとは!
ならばよしですな、閣下。


新入園児(来年入園する子供たち)の飛び入りイベント。
今度はムスコウス(2歳)の出番です。
お姉ちゃんの走りにテンションあがったのか、やる気まんまん。
うむうむ、男だったらそうでなくてはな。
10mほど走って、先にいるPTAのオジサン(お姉さん)からボールを受け取って帰ってくるだけという簡単な競技です。
周囲の子供たちを見ると、泣いている子やのそのそ走っている子供が多い中、彼はやりました。
スタードダッシュや否や、隣コースに割り込み、さらにはそのボールを略奪することに成功しました!
いやっはー! ブラボー!
わかるぞ、ムスコウスよ。
目前のオッサンではなく、隣の美しいお姉さんからボールをいただきたかったのだな?
胸を張るがいい。
生物的にも、卿は正しいことをしたのだ。


組み立て体操。
運動会前からムスメウスが常に自信満々に語っていた体操です。
なんでもピラミッド6人の上に立つらしい。
どっちかっていうと、ややどんくさい気味のムスメウスにそれが可能なのか。
まさか本番で上から落ちたりせんだろうな?
期待が高い分、不安も少し大きめです。
しかしそれらはすべて杞憂でした。
そう、まるで組み立て体操のピラミッド最上部に位置するために生まれてきたがごとき!
ピンと張った腕や胸、真剣な表情を見ているだけで、マジ泣きそう。
っていうか、おじいちゃん、おばあちゃんともに涙してるし。
うん、よかったよムスメウス! 豪語していただけのことはあった!
――退場するとき、股間をかきながら走らなかったら、もっとよかったけどな!


お弁当タイム。
もっと「やったで父ちゃん、今日のウチは日本一や!」っていう顔で帰ってくると思ったら、別に普通の顔でした。
言葉にするなら「ふん、あんなもの、たいしたことじゃないわよ? なに騒いでんの?」というような感じでしょうか。
あっれー?


お昼回って、親子競技。
さて、この日最大の父の試練がやってきました!
組別リレー形式。
子供とペアになった親が一枚の紙を引き、そこに表記された「国の名前(20種類程度に制限されてます)」と頼りに、場にバラまかれている分断された国旗を探し出し、それをゴールに持って行くというもの。
一見、なにが難しいねんとお思いかもしれませんが――日本とかイギリスとか、韓国とか中国とか有名で見覚えのある国ならばともかく、デンマークフィンランドスウェーデンとか似た感じの国旗の違いなんか、興味もないのにわかるかー!
周囲のお母さん方の話に耳を傾けてみると、やっぱりネックはそこらへんの国のようです。
ということで加藤はフィンランドにのみ注目。ムスメウスは「デンマークならわかるで!」と豪語していたし、それならばあとはまあ大丈夫だ!
そして、バトンを渡され走りだす。
クソ、お気に入りのユニオンジャックはもう終わっちまってるよ!
ムスメウスが引いたのは――うおっしゃー! フィンラーンドッ!
覚えていなかった国らしく、困惑するムスメウスを父親は威厳に満ちた表情で「大丈夫だ」と励ます。
うむ、今のは決まったはずだ。
これで「おおきくなったらぱぱとけっこんするー」は、まだしばらく続行されることだそうさ。


ラスト、パラバルーンによる全園児参加遊戯。
でっかいバルーンを子供たちがひっぱたり、ふくらませたりするやつです。
時々聞こえる「やー!」っていうかけ声がかわいすぎる。
いやー、幼稚園児って本当にいいものですね!


みんな大満足での帰り道。
「ムスメウスは、将来どうするんやー?」
「うん、かんかんとけっこんするわー。だってパパ、そのときもうおじいちゃんやろ?」


がーん!!!!!!!!!
誰だ、その男は!!!!